AFPやCFPのファイナンシャル・プランナーは顧客の生活スタイルを考慮に入れながら、顧客の生活経済であるファイナンシャル・プランを検討していきます。
ライフプランとは、顧客個人個人が持つ夢や希望、目標などを具体的に数値化して、収入との兼ね合いを見ながらその実現に向けて顧客の生涯の生活設計をプランし、アドバイスすることです。
そして、お客様個人の価値観も基づいた生き方、つまり将来的にこうしたい!ああしたいという人生のデザインがライフデザインでその前提の元ライフプランが作成されます。
具体的には、顧客が結婚をするのか、夫婦の間に子どもを持つのか、共働きかそうでないかなどどのように働くのかなどがライフデザインの検討材料になります。
ライフプランは、明確な目標、つまり明確なライフデザインがあってはじめて作成することができるのです。
ライフプランと言ってもカンタンなものではありません。生きがい・それを支える健康・生きがいを実現するための経済という3つの領域からライフプランは構成されます。
その3つが一体となり、はじめてライフプランが実現できるのです。
こんなことを言っていると難しく感じられますが、この3つの領域を考慮しながら、ファイナンシャル・プラニング上のライフプランを考え、支援していくのがAFPやCFPのファイナンシャル・プランナーのビジネスなのです。
そういうことを考えるとライフプランの検討上、特にファイナンシャル・プランナーとして年代別ライフスタイルの特徴をしっかりと見極めることが必要です。
まず最初の20代は、大学を卒業し経済的にも精神的にも社会的に自立する時期でもあります。就職して仕事を始め、結婚するという時期であり、できれば将来のことを考えて貯蓄のスタートを切る時期でもあります。
30代は、転職も考慮に入れたキャリアアップを図ったり、20代から引き続き結婚や出産の選択を行う時期です。また、経済的にも安定してくるので住宅購入を考える時期でもあります。
40代は、住宅ローン返済と共に教育費のピークを迎え、親の介護や自分の老後を考える何かと自分のことだけでなく子供や親のことを考える時期です。
50代は、定年退職や早期退職が目前となり、退職後の準備を考える時期です。
60代、70代前半は、退職かつ元気で活動できる時期です。
仕事を続けるか考えたり、健康に気をつけながらライフワークを見つけ、追求していく時期です。
70代後半以降は、財産管理や分割について考えたり、自分の意思を遺言に残す事を考えたりする時期になります。
試験の問題にも様々な住宅ローンや年金など、様々な年代で迎える経済について出題されています。
試験の勉強を通し、様々な年代の方のライフプランに沿った知識を身につけてください。